☆ コラム

  2004/11/30「知事選を終えて」

     28日投開票の栃木県知事選挙の結果、福田富一新知事が誕生することとなった。
    新知事が公約として第一に掲げたのが「市町村への本格的な権限・財源移譲」
    である。これにより、市単独での裁量が増えることを期待したい。

     さて、今回の知事選挙の投票率は、県全体で47.65%であったのに対し、足利市
    では38.67%にとどまった。前回比で1.12ポイント増ではあったが、足利市民から
    すれば、知事は遠い存在なのかもしれない。

     さらに今回の選挙で残念に思ったのは、「無責任」と「公約違反」の中傷合戦に
    なってしまったことだ。県知事や市町村長は執行権を持つのであるから、本来なら
    政策論争で競うべきものである。しかし、県知事選では選挙中にマニュフェストが
    配布できないのが現状である。
     県知事選挙や市町村長選挙でもマニュフェストによる政策論争ができるよう公職
    選挙法の改正を求めるところである。