2007/11/1,2 建設防災常任委員会視察(金沢市・輪島市)

 建設防災常任委員会の行政視察で金沢市と輪島市を訪れた。

 11/1 金沢市「風格ある美しい都市景観形成に関する諸施策について」
 11/2 輪島市「震災対応について」


視察後短い時間見学した
金沢21世紀美術館(金沢市)

視察研修の様子(輪島市)

地震で浮き上がったマンホール
復旧はまだ(輪島市)

  第1日目

   金沢市には景観関連だけで11本もの条例が制定されている。その内訳
  は全国初の「伝統環境保存条例」(昭和43年制定)にはじまり、「伝統的
  建造物群保存地区保存条例」「伝統環境の保存及び美しい景観の形成に関
  する条例(景観条例)」「こまちなみ保存条例」「屋外広告物条例」「用
  水保存条例」「斜面緑地保全条例」「寺社風景保存条例」「眺望景観の保
  全(景観条例一部改正)」「沿道景観形成条例」「夜間景観形成条例」で
  ある。

   景観条例については、伝統環境保存区域と近代的都市景観創造区域に分
  けているところが特徴的といえる。金沢市は歴史のまちである一方、現代
  芸術のオブジェをまちなかに配置するなど、まちづくりの柔軟性を感じた。
   眺望景観の保存については、残したい眺めという点で本市でも導入でき
  るのではないかと感じた。織姫山からの眺望や渡良瀬川と中橋など、いろ
  いろ候補は考えられる。
   用水保全条例については、蓋をされていた用水の開きょ化を進めており、
  本市の逆をいっている。景観か利便性か、どちらをとるかは市民性の違い
  なのかもしれない。
   屋外広告物条例は県の条例よりもさらに厳しい規制になっている。本市
  にもある大型電気量販店の看板もその色が規制されている。ここまでやる
  のは景観を大切にしたい思いの現れといえよう。

  
第2日目

   輪島市では、本年3月25日午前9時41分に発生した能登半島地震の
  震災対応について視察してきた。(震源地:能登半島沖、震源の深さ:
  11km、地震の規模:マグニチュード6.9、最大震度:震度6強)

  震災後の状況について気になった点を以下に示す。
  ・避難所は指定された避難所以外に、家から最も近い公共施設に行く傾向
   が見られた。  
  ・仮設トイレは急を要すが、翌朝までに金沢市から提供があった。
  ・下水道がだめだと上水道も使えない(→仮設トイレが必要)。
  ・ブルーシートと土のうはとても重要。
  ・ごみが13年分出た。
  ・要援護者マップ:民生委員の記憶で色分けして地図上に書き込んだもの
   を使用した。
  ・ボランティアは10日間ぐらいすることがなかった(身元の確認や、ど
   のようなニーズがあるかを把握した後)。
  ・ボランティアを世話するボランティアも必要。
  ・個人から送られてくるものはありがた迷惑なものもある。
  ・物よりお金のほうがありがたい。
  ・報道は我が物顔で迷惑。市のあげあし取りもされた。

   簡易な要援護者マップの作成は本市でもすぐにできそうである。
   物資の提供やボランティアのことなどは、被災地の現状を考えることの
  必要性を感じた。
   報道(マスコミ)については、個人的にもいろいろなところで問題点を
  感じることが多い。震災対応についても同じ問題があったことわかった。

   本市は幸いなことに自然災害が少ない。だからといって備えをしなくて
  いいわけではない。要援護者マップの作成など今回視察した輪島市の経験
  を生かせることはいろいろある。さらに、被災地への援護についても本市
  独自の対応を考えてもいいのではないかと感じた。




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