2003/10/30, 31 民生教育常任委員会 行政視察

 場 所 愛知県豊川市「ゆうあいの里」「赤塚山公園ぎょぎょランド」
     静岡県袋井市「月見の里学遊館」
 参加者 (委 員)7名
     (当 局)民生と教育関連の部署からそれぞれ1名
     (事務局)2名
     計11名



 豊川市概要
  愛知県東南部に位置し、人口は約12万人。
  正月は豊川稲荷がにぎわう(お稲荷様だが神社ではなくお寺だそうだ)。

 視察場所
 ○「豊川市ゆうあいの里」:福祉施設を一定のエリアに集合化させる。
  ・全体の面積:19.5ha
  ・総事業費:約110億円
  ・施設:養護老人ホーム、ふれあいセンター、知的障害者更生施設、
      心身障害者小規模授産施設、心身障害児通園施設、
      特別養護老人ホーム、老人保健施設
   →おもに「ふれあいセンター」を視察
  ※ふれあいセンターについて
    「ゆうあいの里」で中心的な役割を果たしている交流施設。
    入浴施設のほか、温室農園や陶芸教室、研修室等もある。
    また、在宅介護支援センター、デイサービスセンターも併設されている。
    入浴施設の利用者は、約95%が60歳以上(無料)とのことだった。
    ちなみに一般は380円。
   維持管理費(平成14年度)
    維持経費は年間約1億5千万円で、施設使用料等による歳入を差し引くと、
    一般会計からの持ち出しは約1億3千3百万円だった。

 ○「赤塚山公園ぎょぎょランド」
   ゆうあいの里のひとつ東側の谷に位置する。
   館内では「とよがわ」水系の淡水魚を上流、中流、下流域ごとに見ることができる。
   こちらは入園無料ということで、市議会でも問題になっているようだ。



「ふれあいセンター」温室

シルバー人材により栽培されている


「ふれあいセンター」陶芸室

利用者は年々増加しているとのこと。


「ふれあいセンター」ラウンジ


「赤塚山公園ぎょぎょランド」

手前の水場は、夏季水遊びに利用される。

  コメント)
    福祉施設を一定のエリアに集合化させた施設だったが、そのメリットがいまひとつ
   理解できなかった。
    集合化は別世界、場合によっては隔離とみられる場合もあろう。
    本当はこのような施設がまちなかに散在している姿が、理想なのかもしれない。




 袋井市概要
  静岡県西部に位置し、人口は約6万2千人。
  東海道五十三次の27番目で、ちょうど真ん中になる。

 視察場所
 ○「月見の里学遊館」:公民館機能を併せ持った複合公共施設。
  ・全体の面積:1.5ha
  ・総事業費:約42億円
  ・イベントホール、温水プール、公民館、図書館分室および公園からなる。
  ※事業内容
    ものづくりや食、フィットネスなど、多様なワークショップが開催され、賑わいを
   みせている。特に“食”は人気が高いとのことだった。
    運営は全国公募で選ばれた2人の企画スタッフ(非常勤嘱託)と、約90人が登録
   する市民サポーターにより行われている。
    市民サポーターは基本的に無給で、自分の得意分野のワークショップの講師などを
   行っている。
    ワークショップの参加費等による事業費の回収は、全体のコストの半分を目標に
   設定されているとのことだった。
    平成14年度の総利用者数は190,901人で、一日平均624人。


「月見の里学遊館」入口から

「月見の里学遊館」屋上

セダム(苔)による屋上緑化を
行っている。
セダムは軽量・省管理の苔だそうだ。

「月見の里学遊館」うさぎホール

  コメント)
    例えば、玄米ダンベルは食と健康の領域にまたがったもので、単なるフィットネス
   クラブではできない(玄米の栽培、ダンベルの製作、それを利用した健康づくり)。
   このようなワークショップの開催は、複合施設としてのメリットを活かしたものと
   言えよう。



 総評)公共性の高い施設であるから、採算は二の次ということかもしれない。
   しかし、少子化と高齢化が進む今は、その施設で恩恵に授かる市民も今後の借金返済や
   赤字補填を含めた事業運営にもっと関心を持つべきではなかろうか。