建築・生活文化上の公開

 主屋等は1996年(平成8年)以来、建築・生活文化上の観点から1・2階の和室や内蔵などを「松村記念館」として一般公開していますが、公開エリアと生活エリアを区分し、電気料等、この管理運営費の一部の入館料はご負担いただいています。基本的には、民間(個人)の社会教育施設です。
 入館料は大人(高校生以上)300円、小・中学生200円。ただし10人以上の団体は20%OFFとなります。
 私たちの社会では適材適所という言葉に耳慣れています。この建物においても、ここはヒノキ(桧)、ここはスギ(杉)、ここにはケヤキ(欅)、水まわりにはクリ(栗)の木などと、気配りされていたようです。柱はヒノキの4面無節の柾目で背割りの入っていないもの、天井にはスギの柾目の赤味の1枚板、内蔵の梁にはアカマツ(赤松)の太木等々、使われています。当時の職人技術の一端もお分かりいただけると思います。
 館内では、江戸期以降の文化人・政治家・軍人の書画や日常使われていた調度・生活用品、また、古書なども展示しており、ギャラリーとも言えます。
 通常は毎日のように開館していますが、民家独自の手づくりの運営であり、開館日と開館時間は不定期としていますのでご了承下さい。入館ご希望の方は事前のお問い合わせをお勧めします。
 なお、当館貸し切り利用もありますので、当HPのイベントスペース、撮影スタジオもご参照下さい。

■ 来館者

★ 米国イリノイ大学スプリングフィールド校短期交換留学生(今年は6月24日(火)に来館)

足利工業大学と姉妹の関係にある、米国イリノイ大学スプリングフィールド校短期交換留学生一行が来館されました。

★ 小佐野保(こさのたもつ)氏

 潟M―クピクチュアズ代表取締役・小佐野保氏がご来館、親しく懇談する機会を得ました。足利出身で現在、東京で活躍するテレビCMのプロデューサー。トヨタ・サントリー・ソフトバンク等、一流企業の国民的CMを手掛けており、市民として、ますますのご成功を願わずにはいられません。ネットで「小佐野保」と検索すれば詳細が分かります。

 彼は私の住む大門通、また、近くの鑁阿寺にゆかりが深く、話に花を咲かせましたが、国際的視野を持つ一方「郷土足利」を思う気持ちも強く、私は感銘を受けました。

小佐野氏(右)と館主(松村和久)

★ 早稲田大学マンドリン楽部幹部

館主の母校・早大の校友会代議員、同マンドリン楽部OB役員と現役幹部が来館されました。