2021年9月

・自民党新総裁に岸田文雄氏が就任(29日)し、近々、100代内閣総理大臣となる。早稲田大出身で64歳。党・閣僚人事や政権運営において「3A」の影響を受けると思うが、できる限り、真面目で実直と評される岸田カラーで臨んでほしいと思っている。一国民としてお手並み拝見。

・大相撲秋場所は、横綱に昇進した照ノ富士が13勝2敗で優勝した(26日)。2敗こそしているが、全般的に “横綱相撲”を見せてくれてアッパレ!大関から幕下序二段まで落ち、どん底から這い上がっての横綱としての風貌は、真の強さをにじませていて好感。優勝後のインタビューで誠実な一面も披露した。

・庭の赤松・大木1本は、全面が「松葉枯れ病」により処分した(10日、植木屋)。樹齢150年は超えていたであろう。極めて残念な出来事。

・パラリンピックは5日に閉幕。僕は車いすテニス、競泳、陸上、ボッチャ、バドミントン、車いすバスケットボールなどの熱戦に注視した。オリンピック以上に、選手たちが懸命にスポーツに取り組む姿勢とその人間力に改めて感動したが、 特に4日の車いすテニス、女子ダブルス3位決定戦で上地結衣・大谷桃子ペアが接戦の末銅メダル、また、男子シングルスの国枝慎吾が決勝戦で強さを発揮し、2大会ぶり3度目の金メダルに輝いたのは立派。なお、大谷は本県栃木市出身であり、親近感を覚えた。

2021年8月

・パラリンピックのアスリートとは、「忍耐・気力・体力」に突出していると改めて認識。常人ではとても及ばない根性を備えている。

・我が家の庭の大木・赤松2本のうち1本が危機。全国的に増加傾向にある「松葉枯れ病」のようだが、困惑の毎日。薬剤散布の効果が感じられず、手遅れなのかと心配中。害虫ではなく菌のようだが、やはり気候変動・温暖化の影響なのか―と。せめて1本は残したいと思案中。

・オリンピックが何とか終わり、下旬にはパラリンピックとなったが、コロナ感染者・重傷者が首都圏はもとより全国的にも拡大して緊迫。我が栃木県を含む北関東も緊急事態宣言の発出で緊張。それぞれのアスリートのドラマに一瞬、感動さえするのだが、コロナに対する心配が同時進行とは何とも皮肉。

・五輪ゴルフ女子の稲見萌寧の銀メダル獲得は立派(8/7)。畑岡奈紗もトップ10をクリアして活躍。

・上旬、夫婦ともコロナワクチン接種2回目が終わった。しかし、接種済となっても油断は禁物のようで、要注意に変わらない。

・五輪ゴルフ男子の松山英樹は7人での銅メダル争いとなったが、惜しくも敗退。日本と縁の深い(日本育ちの台湾人が母親)ザンダー・シャウフェレ(シャフレー?・米国)が金メダルを獲得した(8/1)。シャウフェレはメジャーや国際ツアーでいつも上位に位置してはいたが2位が多く、ついに特別の王座に就いた。

2021年7月

・下記は9日(金)午前9時、足利市長応接室において、中央地区まちづくり会議会長から市長に直接要望した本文の抜粋である。代表役員7名で臨んだとのことで、僕は同会議の相談役としてこれを承知。


        中央土地区画整理事業について(要望)

 足利市を施行者とする、みだしの事業の施行期間については、平成17年度から令和11年度までの25年間と定められているところですが、現在、16年が経過しても極めてスローペースの進捗状況から、施行期限までの完了を不安視する地権者が増加しております。
 およそ23年前、行政提案を受け、中心市街地活性化施策の中核として官民協調によりスタートした経緯がありますが、その後、休止・先送り問題もあり、当会議においては現在、今後に向けて非常に懸念しているところです。
 ご承知のとおり当地域の高齢化率は高く、この事業が地権者の心身の健康保持に大きく関係するとともに、ライフプラン、ビジネスプラン等に及ぼす影響も顕著なことから、ここに施行期限・令和11年度の順守について強く要望させていただきますので、特段にご配慮くださるようよろしくお願い申し上げます。


・行政がノーマルならば、この要望書の提出は必要ないのだが―と、残念。土地区画整理事業は住民参画型の公共事業なので、地権者にもっともっと気配りがあってほしいもの。地方自治法上の住民自治の精神、また、行政法上の住民主張の意義など改めて考えたりする昨今である。行政たるもの、いつまでも悪事を重ねてはいけない。
なお、“一事が万事”と言うが、仮にこの事業の改善・改革が進行したとしたら、将来の足利市の行財政運営に展望が開けるのではないかと、期待感も湧く。
ここ数か月において、新しい市長の判断、リーダーシップやいかに?

(参考)
例えば以前からの傾向として、国が打ち出した重要政策・施策において、マスメディアの報道や世論調査、専門家の論評・批判など国民の声を直接・間接に受けた政府が、速やかに方針転換等行うケースがしばしばだが、行政は常に国民(市民)を身近に意識して、より柔軟に推進すべき時代になっているのではないだろうか。

・連日の五輪の盛り上がりに比例してコロナ感染者が急増。東京都は、月末には4千人を突破し、同様に首都3県も急増へ。我が北関東3県も危うい状況になってしまった。感染力の強いデルタ株の広がりが深刻のようだが、一体どうしたことか。学校は夏休みに入り、来月はみんなが盆を迎えることになるのだーが。政府等は人流が心配というが、果たしてそれだけなのだろうか。

・東京2020五輪が開幕(23日)。コロナ禍の途上という異例のスポーツ祭典となり、コロナ情報と五輪情報で悲喜こもごもの日々といったところだが、卓球の混合ダブルスにおいて、決勝戦で中国ペアを見事に倒し、金メダルを獲得した水谷・伊藤ペアに心からの祝福を送る。特にラリー戦に持ち込んだ後の2人のプレーは素晴らしく、見応えのあるものだった。無敵を誇る中国によくぞ勝利した、歴史的快挙と言える出来事。

・このほか水泳、柔道、バドミントン、カヌー、体操、ソフトボール、野球、陸上競技等々、世界の超一流スポーツ・日本代表選手が毎日、目の前にいて元気を与えてくれることに感謝。

・大相撲名古屋場所千秋楽(18日)は、14戦全勝同士の横綱白鵬と大関照ノ富士の決戦となり、勝負としては、必死で戦った白鵬に軍配が上がった。ただ、素人目で見ても、どちらが横綱かと思わせるほど、あまりにも勝負のみにこだわった白鵬の戦いぶりに対し、僕は見苦しささえ感じてしまい、後味が悪かった。照ノ富士の横綱昇進が決まった今、来場所以降、改めてこの2人の「名勝負戦」をぜひ見せてもらいたいもの(21日)。

・GOLFの全英オープンは18日、コリン・モリカワ(米国、24歳)が逆転でメジャー2勝目を飾った。特に最終日のショット、パットは一段と冴えて素晴らしい試合展開を見せた。彼は日系4世なので、僕は以前から親近感を抱いていたが、タイガー・ウッズのような“大物”との評価もあり、今後がいよいよ楽しみ。松山英樹とプレーオフの戦いでもしたら、きっとシビレルだろう。なお、しばらく低迷していたジョーダン・スピースが2位につけ、回復ぶりを披露してくれたが、今後のツアーに重みが付くのではないか。

・当館に隣接する喫茶・雑貨「八蔵(はちくら)」(テナント)が10日(土)にオープンした。いまだコロナ禍にあり、さりげなくスタートしたようだが、連日、僕が予想したよりもはるかに来客数は多い。プレオープンの期間に夫婦で昼食したり、自家製ケーキやコーヒーを味わってみたが、期待できそう。全般的に味よし、ボリュームたっぷりに応じた代金になっているように感じた。特にテイクアウトして自宅でおやつとして食べたチーズケーキは、今までで最大かつ最良!



2021年6月

・若き日の卓球人として、40年以上前の“暴れん坊・松村”を思い出す。これは友人・T君の最近の「信之雑感集」がキッカケとなった。足利市民体育館で行われた、昭和53年(1978年)の日中交歓卓球大会(足利大会)、54年(1979年)の全日本総合団体卓球選手権大会、及び55年(1980年)の栃の葉国体卓球競技大会の運営は、競技役員の大半を20歳代の男女で構成する僕の仲間(足利TTCメンバー約70名)が総力を結集し、成功に導いてくれたものである。実は、とても先輩方の運営能力では果たせないと判断していた僕は、日本卓球協会と連絡を密にし、極めて強引な手法で県・市の卓球界をリードした。国体終了後、僕はTTCの歩み15年記念誌の刊行を契機に卓球界から一切身を引いたが、仲間の大半も卓球連盟役員を退いた。この主な理由は、将来、地域卓球界の主力となっていくべき地元出身のK君について、僕が彼の大正大学への卓球推薦入学に関与したこともあり、彼が足利でビジネス・卓球専門店を経営することを考慮してのことだった。具体的には、K君が卓球連盟役員と卓球ビジネスを兼ねて臨むことに、僕の仲間がわだかまりなく協調していくことは困難と判断したものだった。彼は彼なりに理解者・仲間を育み、生涯の卓球人として、自身の道を切り開いていくべきとの思いがあったのだろうと記憶している。(30日)

・貸店舗の内部改装工事等が急ピッチで進んでいる。オーナーは7月10日(土)のオープンを予定しているとのこと。大工・電気等専門業者に加えて若手仲間の出入りもあり、店内に活気がみなぎってきた。店名は「八蔵(はちくら)」。 ケーキ・焼き菓子等の工房と軽食カフェが一つの屋根の下で共存・協働して展開するイメージになってきた。店づくりとしては、古民家を想わせる古材、廃材等を用いているところも特徴の一つと言えるだろう。(29日)

・6日の全米女子オープンゴルフ選手権最終日。19歳の笹生優花が優勝、22歳の畑岡奈紗が2位となる。日本人同士が通算4アンダーで並び、プレーオフへもつれ込んだが3ホール目、笹生がバーディを取りメジャー初勝利を果たした。いやー、凄かった。この2人、どこまで伸びるかが非常に楽しみ。

2021年5月

・23日は大相撲千秋楽において、照ノ富士が12勝3敗で4度目の優勝を果たし、メジャー・全米プロゴルフ選手権においては、50歳のフィル・ミケルソンがツアー通算45勝目の優勝を果たした。いずれも集中力と根性を漂わせていて、感動!

・中橋架け替え・跨線橋設置について、行政と地元住民・商店主との認識の乖離問題。行政は説明したといい、地元は事前説明もなく一方的に計画化されたと主張している。この種の問題は民主主義の進化、市民意識の多様化等により起こりやすくなっている時代だが、相変わらず行政は、説明に対して特に反対意見が出なければ(少数ならば)、了解されたと結論付ける慣習があり、地元は納得できない説明でも、素人としてその場でなかなか意見を述べにくく、当日は疑問を持っても泣き寝入りしてしまうことが多いもの。今回はまさにそのケースかもしれない。地元住民の日常生活や商店主のビジネス環境に、長期にわたり大きく影響を及ぼす事案だけに、行政は、「ご意見ご要望等、後日でも結構ですので遠慮なくお寄せください」とか告げて、丁寧に何回でも協議したいとの姿勢で臨んでいれば、もう少し違った展開になっていたかもしれない。21世紀の行政において、封建的「御達し」の意識が残っているとしたら、大いに反省すべきだろう。新体制で仕切り直しの要。(20日)

・今月は先月の市長選挙で当選した早川尚秀氏の市政が新たにスタート(13日・木)する。48歳の足利市長である。彼の祖父・賢市氏、父・一夫氏、そして尚秀氏とも少なからず思い出を持つ僕は、なぜか他人事とは思えない。政治は“味方”と“敵”の双方がいつもいる世界だが、ぜひ、信念を貫いてほしい。彼の経験、若さ、リーダーシップに期待する市民は多い。

・ところで当地域の2つ(中央、大日西)の土地区画整理事業についてである。現実問題として僕は、今のままではどう見ても施行期限・令和11年度は延長されるものと予想している。過去におよそ8年間も休止されたことがあり、延長となれば2度にわたり市民・地権者との約束を行政が破ることになり、由々しき事態となる。もし、行政の瑕疵が明白となると、私権を有する市民・地権者個々人の意思を尊重せざるを得なくなるだろう。
 いわゆる事業の先送りは、引継ぎを受けた側にその責任がバトンタッチされるので、現職の市長や担当職員にとっては、行政の継続性を理由とした最も楽な手法となる。毎年、わずかな予算を計上してダラダラと執行してきた経過から、まさに先送り精神を読み取ることができる。しかし、この事業に関係する市民・地権者の大半は、私権の制限を受けながら何十年経ても基本的には変わらないのである。行政は「自己責任」をどの程度自覚しているのだろうか。
 行政が全国的に口を合わせたかのように行財政改革を掲げ、例外なく本市も取り組んでいるはずだが、この身の丈に合わなくなった事業は、単に先送りでいいのだろうか。先送りで展望が開けるのか、あるいはもっと深刻な問題になるのではないかと、関係市民・地権者として僕は心配している。市の財政状況は将来に向け、もっともっと厳しくなっていくはずだから。
 全国的に土地区画整理事業の廃止や見直しが増加傾向にあり、公共事業の学者等専門家やマスメディアは、過去に異例かつ悪例(休止問題)を持つ当地域の2つの事業の動向を注視しているだろう。
(以上、今年4月末日までの状況を踏まえた物語である。)

・当館に隣接する貸店舗の内部改装工事(まず解体から)が始まった(6日)。飲食・卸売・小売業の店舗として6~7月にはオープンするが、僕は昔から「店舗のまちおこしへの貢献」がいつも頭の中にあり、30歳代の梁川健人・理紗夫妻に期待を寄せている。当館、ゲストハウスとともにこの貸店舗も「自身のため、まちのため」を念頭に置いて臨んできた経緯があり、それぞれ街並み景観を含めそこそこの成果を感じているので、新テナントの出店が地域の元気アップのキッカケになれば幸いと思っている。夏場は試運転かな?

・例年より遅れたが庭木の手入れに着手した(1日)。暖かくなって雑草や虫も“躍動”してきた。いまだコロナ禍であり、首都圏からの来訪者は激減状態だが、当館やゲストハウスを運営する僕らにとってはこれも仕事の範疇であり、心身健康上もプラスに作用して気持ちいいもの。植物は“生き物”としていろいろなことを伝授してくれる。