意味:
 あなたのためなら惜しくはないと思っていたこの命だが、あなたと逢うことができた今では、末長く生きて逢い続けたいと思うようになったことだ。

作者:
 藤原義孝(ふじわらのよしたか・954〜974)右少将正五位下。兼徳公(藤原伊尹)の子。兄挙賢の前少将に対して、後少将と呼ばれる。中古三十六歌仙の一人。疱瘡にかかって、わずか21歳で夭折した。

出典:
 後拾遺集・恋二



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 きみがため おしからざりし いのちさえ ながくもがなと おもいぬるかな