作者: 恵慶法師(えぎょうほうし・生没年未詳)播磨の国分寺の僧で、仏典の講義などをした講師だったという。また、中古三十六歌仙の一人に数えられ、拾遺集時代のすぐれた歌人であった。14番の「みちのくの・・」の作者、源融の建てた河原院が荒廃した後に寺となり、ここに住んでいた融の曾孫、安法法師と親しく、またここに集まる歌人たちの中心でもあった。
出典: 拾遺集・秋