意味:
 夜がほのかに明けてきたころ、外には有明の月が照っているのだと思ったら、吉野の里に白雪が積もっていて、その明るさであった。

作者:
 坂上是則(さかのうえのこれのり・生没年未詳)坂上田村麻呂の子孫であるという。三十六歌仙の一人。蹴鞠の名人でもあった。

出典:
 古今集・冬



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき