意味:
 秋の実りの田の、粗末な仮の庵(いおり)に私は泊まっている。庵を葺いた苫が荒いので、私の袖は露にぬれてしまった。

作者:
 天智天皇(てんじてんのう・626-671)第38代天皇、中大兄皇子と呼ばれ、大化改新・近江遷都などの業績がある。

出典:
 後撰集・秋中



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 あきのたの かりおのいおの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ