意味:
 三室山の紅葉は嵐に吹き散らされて、竜田川の表を降り埋めて、川面は錦を織ったような美しい趣であることよ。

作者:
 能因法師(のういんほっし・988〜没年未詳)26歳頃に出家して摂津に住み、古曾部入道と呼ばれた。法名を融因と称したが、後に能因と改める。中古三十六歌仙の一人。

出典:
 後拾遺集・秋下



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 あらしふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり