意味:
 今となっては、あなたを想うことをあきらめてしまおうということばを、せめて人伝えでなく、あなたにお目にかかって言える方法がないものだろうか。

作者:
 左京大夫道雅(さきょうのだいぶ みちまさ・992?〜1054)内大臣藤原伊周の子。母は源重光の女であった。幼時に伊周が失脚、その後前斎宮当子内親王との恋愛事件で三条院の勘気を蒙り、不遇な晩年を過ごした。

出典:
 後拾遺集・恋三



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 いまはただ おもいたえなんとばかりを ひとづてならで いうよしもがな