意味:
 筑波山の峰から流れ落ちる男女の川(みなの川)が、積もって深い淵となるように、私の恋も深い想いの淵になってしまった。

作者:
 陽成院(ようぜいいん・868〜949)第57代天皇。清和天皇の皇子。在位は9年であったが脳病のため、乱行が絶えなかったので関白藤原基経に廃された。

出典:
 後撰集・恋三



読み(現代表記):※赤字がきまり字です。
 つくばねの みねよりおつる みなのがわ こいぞつもりて ふちとなりぬる