相次ぐ訂正報道にとうとうメディアも脱原発へとシフトし始めたのだろうか? 事故直後のSPEEDIの未発表や注水の停止・不停止などの修正発表、挙げ句の果てにはメルトダウンしていないと思うからもっと悪いメルトスルーを起こしていた可能性が高いとなると、いかなマスメディアでも訂正しない方がおかしいのは当然だろう。いつまでも電事連の巨大広告塔を続けているわけにもいかなくなったようだ。

とにかく今ある原発はなるべく早く停止→廃炉という道を進む以外に日本の残された道はない。そもそも原発の恐ろしさを知らない素人が原発をめしの種にしていることがおかしいと思う。後の補償を考えない無責任人間の典型だ。自分も今まで目をつむってきたことに反省。


 

 参議院行政監視委員会にて2011年5月23日に行われました参考人招致の中継ビデオです。原発がいかに貧弱で不確定な要素の元に成り立っているかがわかります。そもそも最初に原発ができてから40年以上経つのに未だに完成していない核燃料廃棄物の処理、核燃料サイクルのコストを考えずに、これからも原発を続けるということは、日本の財政赤字1000兆円の際限ない上昇につながります。原発は廃炉になったからといって超すとがゼロになるわけではないのに、ただランニングコストが安いというだけで儲けをすべて懐に入れてしまって、いざ事故が起こったらいくらかかるかわからない賠償を国民が負担することになるのです。

とにかく、この映像をまだ見ていない人は一刻も早く見ることをお勧めします。


 私の住んでいる足利市でも、地上の放射線濃度が0.15~0.20μSv/hと高い濃度を示すようになってきています。単純計算すると24時間365日同じ場所にいて約2mSvという放射線を浴びることになります。あまり実感がわかないかも知れませんが、何もない時の年間被曝量が1mSvいかに定められていることから見ても、だいぶ汚染されてきたということになります。

 こんな日本に誰がした。私は、どんどん声高にして脱原発を訴えていこうと思います。