子どもたちがペットボトルを集めた理由

福島から静岡にキャンプに来ていた子どもたちが、いよいよ帰るという日に空のペットボトルを集め始めました。理由は、自分の親たちに放射能に汚染されていない水を飲ませてやりたいから。また、おみやげは何がいいと聞いたら、スーパーではなく地元の野菜が買えるところに行きたいと言っていたそうです。一緒に東京から来た子どもたちが、「後で福島に行くからね」と言ったら「今は来てはダメ」と返したそうです。子どもたちは知っていて汚染された故郷に帰らなければなりません。(T_T)

昭和20年の8月6日に広島、9日に長崎に原爆が落とされて早66年の歳月が過ぎた。66年の月日というのが早いのか遅いのか、被爆した方にはとても長い時間だったろう。放射線障害に苦しみ、時には差別を受けたこともあったようだ。遠く離れたところにいる自分は今年までまるで他人事だったが、今回の福島原発事故で核の恐ろしさを知った。まさに痛恨の極みと呼ぶに相応しいかも知れない。
原子力の平和利用など言葉の上だけのものだ。しょせん原子力発電所を続けるということは、核爆弾を製造する能力を維持すると言い換えることもできる。唯一の被爆国である日本こそ、核廃絶へもっと大きく声を上げるべきだったと反省している。

8/8付けの毎日新聞の4面に児玉先生が国会で吠えたことの記事と、インタビューが載っていた。実にほぼ2週間遅れの記事だ。内容からすれば、すぐに記事になってもおかしくないのにこれだけ時間がかかってしまった。今は、この発言が全国紙に載るだけでも良しとしなければいけないのか。

児玉先生が国会で言いたかった4つの指針(動画では興奮していたせいか3つめで終わっている)
「食品の汚染検査」
「測定すぐやる課とコールセンター」
「緊急の除染」
「恒久的な除染」

金沢大学の先生が飯舘村の畑で放射線を出すセシウムを処理してくれるバクテリアを実験したところ、放射線の値がだいぶ下がる効果があったそうだ。どうやら有害なセシウム137を無害のバリウムにしてしまう特殊なバクテリアらしい。効果を期待したい。

福島原発では、ようやく遮水壁の工事をすることが決まったらしい。ただ工期が2年というのが気になる。未だに大量の放射線を出すところが見つかったりしているし、地下ではメルトスルーが進行しているかも知れないし、地下水脈にぶつかる日も遠くないだろう。一刻も早い完成を願う。

8/1に続いて8/2も同じように10Sv/H以上の放射線を発する場所が見つかった。人間が2時間いたら全員が死ぬというとてつもなく高い放射線の所だ。しかも測定器が10までしか目盛がないため、本当のところはわからないということらしい。瓦礫の除去をした人は大丈夫だったのだろうか? 測定した人でさえ短時間で4mSv/Hを被曝したとの報道だ。

東電の社員が津波で2人亡くなっていたというニュースがあった。震災当日のことだ。この話は震災後1週間くらいの間にツイッターで話題になっていた。この2人が当日、大地震で原発から避難して街中の飲み屋で飲んでいたところを無理矢理呼び戻され、建屋に再び入って亡くなったということがツイートされていた。どうも飲み屋のレシートがあるので信憑性はある程度あるようだ。

これから放射線の農作物への影響が懸念されている。特に米はどうなるのかわからない。とてつもない被害だ。輸入米に頼らなければいけない日が来るかも知れない。 👿

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り – 児玉龍彦

国民の怒りを代弁してくれました。国会議員は国民の命をなんだと思っているんだ。 😈

Youtubeが削除されたので、衆議院のインターネット中継の7/27の厚生労働委員会の録画ページで見ることができます。始まってから1時間くらいのところが児玉先生の発言の部分です。

こちら の2011年7月27日 厚生労働委員会 児玉先生は1時間経過くらいからです。

20110725 [1/2]たね蒔きジャーナル 「”内部被ばく”引き続き」矢ケ崎克馬氏
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20110725 [2/2]たね蒔きジャーナル 「”内部被ばく”引き続き」矢ケ崎克馬氏
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琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬氏が大阪のラジオ局MBSのたね蒔きジャーナルで話された内部被曝の恐ろしさに関する録音です。
放射能年間被曝1ミリシーベルトというのは、実質的には80兆個の細胞分断を引き起こす。人間の細胞数はだいたい80兆個なのでほぼ全部の細胞核を分断するということだが、人間は常に新陳代謝をしているので、壊れた細胞が排出されて異常が出ないだけということ。細胞分裂が盛んな子供に対する影響は大人の3~10倍ということなので、子供の内部被曝は避けなければならない。

この人は笑いながらとんでもないことを言う原子力の専門家だ。いわゆる原子力村の住人で、御用学者と呼ばれる部類の人だ。昨夜の朝まで生テレビでの発言で、原発の安全度を事故が起きた時の死者の数で言っていた。チェルノブイリの事故の時は、消防士も含めて80人くらいの人が亡くなったということだが、福島原発の事故で死者は出ていない。だから日本の原発は安全だ。とのたまった。ここまで来るとあきれてものが言えない。一体いくらこの人はもらっているんだろう。少なくても科学者は原発は安全だということはいってほしくない。机の上の理論通りに実物ができていたら、想定内の地震や津波が来ることしか考えてないから理論上は安全だが、今回の地震でその理論値を出すための設定が完全に狂っているということは既成事実だ。だからこそ各地の原発は再度設定値を見直したり、ストレステストをやろうとしたりしているのだ。そのストレステストの内容だって実物の原発でやるわけではないだろう。
原子力が直接電気を発生させるのなら考える余地はあるが、あくまでも化学反応を利用してお湯を沸かしてタービンを回しているだけ。お湯を沸かしてタービンを回すなら可燃物処理場だってできる。しかも二酸化炭素はどっちみち可燃ゴミを燃やしているのだから増えない。再処理の予定もない使用済み核燃料というウンチを作り続ける原発は、近い将来に止める以外にない。
汚染された稲ワラを使って育てられた牛の肉が日本全国に出回っているように、必ずどこかにほころびが出て取り返しのつかないことになるのはわかっているだろう。

なかなか関東では放送してくれない内容を関西の番組で山本太郎さんがレポートしています。

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長崎に原爆が落とされた時、爆心地に近いところで奇跡的に残った病院の医師の方が、玄米と一緒にわかめの味噌汁を食べることで奇跡的に原爆症の発生を抑えることができたそうだ。この話がどのように伝わったのかわからないが、チェルノブイリの事故の時も世界中から味噌が送られたということを耳にした。
時と場所が変わるが、ここ日本でも玄米と味噌を摂取することをお勧めするが、エビオス錠剤というのもビール酵母を使った薬品で放射能を防護する効果があるらしいことがわかってきた。
http://www.m-biotics.com/blog/archives/2184.html


比較的簡単に手に入るので、とりあえずはお勧めである。