Archive for the ‘日記’ Category

野田新内閣が誕生して新経産相に就任した鉢呂氏が、原発を視察に行った時に言った「死の街」発言と新聞記者に防護服で「放射能つけちゃうぞ」発言で就任9日目で辞任した。後の方の言葉はほんの軽い気持ちで言ってしまったのだろう。水たまりで転んで汚れた手でまわりの人につけちゃうぞくらいの気持ちだったのだろうか。(笑)前者の方に関しては、福島の人の気持ちを逆なでにするとは全然違うと自分は思う。死の街といえば英語で言うところのゴーストタウン。まさにそのものではないか。これで辞任しなければいけないとは思わない。東京電力の方が最も責任を取るべきである。原発を推進してきた自公政権が攻撃するなんてもう開いた口がふさがらない。バカも休み休み言えというところだ。これも就任早々、新規原発を作らず、今ある原発も停止していくという脱原発発言をしたから、原子力ムラの攻撃にあったと考えるのが妥当だろう。
折しも海外のメディアの日本支社の東京撤退が相次いでいる。この国の記者クラブによるマスメディアの衰退も困ったものだ。今や戦争の時の大本営発表に国民は踊らされていることに気づく時だ。

豚、桃、ブルーベリー…市民団体調査でセシウム検出続出 福島県発表「不検出」の嘘


ここまでいくと公式発表の信頼性が地に落ちたと言えるのではないか? 子どもたちの5年後、10年後が心配だ!

このままでは福島が見殺しにされる – 渥美京子

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/5844987/

なぜ事故を起こして汚染を引き起こした東京電力ではなく、福島県民が除染をしなければならないのか。3月15日の水素爆発以降、知らないままに被爆をしている住民がなぜまた被爆をしながら除染をしなければならないのか。

こんな状態でも満額のボーナスと退職金を出すKYな企業は、足利銀行のように一度国有化して出直すべきである。それが最低限の責任だろう。


最近の報道はもっぱら新しい民主党の代表=新しい総理で、福島第一原発のニュースがほとんどされなくなり、ほとんどの人がもうある程度収まっていると思っているのではないだろうか。事態はかなり深刻になっていて、地下ではメルトダウンした燃料がチャイナシンドロームのようにどんどん沈んでいるのではないかという予想もある。また、以下のニュースは原発から80kmも離れたところの農家のニュースであるが、汚染が進んでいるにもかかわらず、距離が離れているために対策の対象外となっているものだ。いくら作物を作ってももはや放射性廃棄物の状態になっている現状だが、このニュースは日本ではなくドイツの報道によるものだ。なぜ外国から日本の情報を持ってこなくてはいけないのだろうか。新政権には正直で正確な情報公開をお願いして、国民の命を守ることに全力を尽くしてもらいたい。

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これが現実です。

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昨日の大阪高裁のアスベストに関して、国側が無罪になったのは、今回の原発事故によるこういう病気の発病に関しても責任逃れを勧めるための布石にしか思えないのだが……

もんじゅ 復旧作業の着手了承 原子力機構 福井
産経新聞 8月25日(木)7時55分配信
 ■検討委“お墨付き”

 日本原子力研究開発機構は24日、敦賀市内で外部有識者による検討委員会の第4回会合を開き、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で6月末に実施した炉内中継装置の引き抜き作業や分解点検結果などを報告した。野口茂雄・敦賀本部長代理が冒頭で「来週にも復旧作業に着手したい」と述べ、会合後、委員会は、復旧作業の着手について了承した。
 原子力機構は、中継装置内を通る燃料交換用の台座を回す軸の接合部分のピン1本(直径12ミリ、長さ8センチ)が断裂していたことをあげ、「断面は押しつぶされた状態で破片が生じた痕跡は認められなかった」と説明した。
 また原子炉容器の底にある中継装置の筒型台座「下部ガイド」について「装置の傷などを比較して、装置落下時に接触して損傷があったとは考えられない」と報告した。このほか、装置の部品すべてが回収できたことや上ぶたの一部の再利用などの解説を行った。
 福井大付属国際原子力工学研究所長の竹田敏一所長は「引き抜き作業では要望内容を着実に反映できている。今後の復旧作業も時間をかけて確実に実施してほしい」と話し、委員会は作業の着手に“お墨付き”を与えた。

とんでもない記事が葬られようとしている。テレビ的には島田紳助の突然の引退の方が影響が大きいだろうが、こちらの方が国民には看過できない記事だ。

原発誘致を推進してきた自治体が、今回の地震による原発事故で岐路に立たされている。年間数十億円という電源3法交付金に頼って来ざるを得なかったツケだとも言えるだろう。今さら他に産業を誘致できるわけでもないし、収入がまるっきり絶たれるわけだから市をまとめる人にとっては納得がいかないだろう。しかし、それにもまして自治体の長やその家族が原発関連で多額の事業を受け取っていることが明らかになっている。玄海町長しかり、北海道知事しかり。
そもそも原発のコストが安いのは、わずか40年ほどの稼働時間に比べてその後にかかる廃炉費用、使用済み燃料の廃棄維持にかかる膨大なコストを入れていないから。言い換えればその分の費用を前倒しでくすねていることにはならないか。
今、脱原発の道を歩み始め、電気供給の仕組みを見直すべき時期が確実に来ていると思う。

一般的に公開されていない情報を海外のメディアが報じることが多々ある。このニュースも大変なことを伝えている。
福島第一原発は津波で電源を喪失したというのが日本の報道だが、現場の作業員は地震の際にすでに原子炉建屋の壁にひびが入ったり 、配管がやられたりしていると全員が話しているというのだ。なぜこの報道をしないのか。おそらく答えは、既存の他の原発もおよそ同じ強度でできているとして、地震そのものの揺れで壊れてはいけないから公表しないのだろう。現に泊原発は試験運転中にもかかわらず、ストレステストもしないまま本運転がOKになってしまった。まったくこの国には命を預けられない。国会議員は国民を投票用紙としか見えないのではないか。

8/20のドキュメンタリー宣言で斉藤和義さんの「ずっとウソだった」が流れた。
♪この国をー 歩けばー 原発がー 54基…..
長野智子さんはきちっと真実を報道してくれるキャスターだ。好感が持てる。立花隆とかいうジャーナリストは全然信用できない。上杉隆曰く、立花さんを現場で見た人はいないんじゃないか。長野さんはきちっと現場に自分で行って取材するところが信頼できる人だ。

完了を相手に直接子どもたちが質問や希望を言う場が設けられて、IWJでも中継された。子どもたちの真剣な質問に対して、いい大人の官僚が答えることができない、ただ答える人の押し付け合いというような無様な姿だった。決定権を持たない下っ端の人間が体裁だけ整えた感じで答える態は残念の一言に尽きる。子どもたちの真剣な願いを聞いてくれるような官僚はいないのか。