Archive for the ‘日記’ Category

子どもの頃の漫画で今でも人気の鉄腕アトム。このロボットの動力源は原子力だった。また、国際救助隊サンダーバードの各種の飛行物や潜水艦の動力も原子力だったらしい。あの小出先生も最初は原子力に夢を持って原子力に進んだと言うことだったが、現実を知って180度方向転換したということである。
夢のエネルギーであるはずだった原子力というものは、ただ単に大量の熱を発生してお湯を沸かすことしかできないという現実。しかもあとには放射性廃棄物という、未だにどう処理していいかわからない物しか残さない。手塚先生はこのことを知っていたのだろうか。
未だに原子力を続けて行かなくては立ちゆかないという人たちがいる。放射性廃棄物の中間貯蔵施設がもうすぐ満杯になるという現実を見過ごしたまま、どうするつもりなのか。こんな中で、原子力規制委員会の人事も多くの反対意見を無視して、国会が閉会するのを待って、首相権限で任命するというとんでもないことになりそうだ。なぜとんでもないかというと、この原子力規制委員会というのは一度決まってしまうと任期の途中でやめさせることが出来ない。トップが原子力推進の田中俊一氏なので、5年間は脱原発が進まないということだ。どうしたらいいのか、今の政府は、支持がないことを知りながら出来ることはすべてやってしまおうというとんでもない考えのようだ。官僚や子力村のいいなりになる当事者にとってはうってつけのバカ内閣だ。ニュースで顔を見るだけで、ぶんなぐりたくなる。
早く解散して信を問うのが筋だろう。

あまりに腹が立ったので一言言いたい。
枝野幹事長が大飯原発の再稼働について、もしも何かあったら現4閣僚が全責任を持つなどとのたまった。これには日本国民のほとんどが開いた口がふさがらないのではないだろうか。今福島第一原発の現状が何一つ解決せずに大飯原発を再稼働して取り返しのつかない事故になったら、たった4人の閣僚が辞任すればすむという問題ではない。
消費税論議といい、TPPといい、原発再稼働といい、国民のコンセンサスを得ていないこの内閣は早く退陣すべきである。

武田邦彦教授がNHKの番組を批判している。
NHKの報道(2011年10月17日あさイチ)
武田邦彦教授については、好き嫌いや賛否両論を唱える人もいると思うが、少なくてもこの記事の内容については武田教授の方の言っていることの方が正しいと思う。
文民統制が平成の今でも残っているのかと思う。小沢裁判でもしかり。マスコミの言うことを信じてしまうことの多い日本の悪習慣だ。

地震学会が今回の東日本大震災を何一つ想定できなかったことで、10月15日の特別シンポジウムで大反省をした。
以下は時事通信配信の記事である。
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「大きな敗北」「非常に反省」=予知不可能の意見も―大震災で特別シンポ・地震学会
時事通信 10月15日(土)16時47分配信

東日本大震災での巨大地震を受け、日本地震学会は15日、地震学や防災上の問題点を話し合う特別シンポジウム「地震学の今を問う」を静岡市内で開いた。マグニチュード(M)9.0という巨大地震を想定できなかったのは「地震学の大きな敗北だ」など、学会では異例の自己批判が相次いだ。
特別シンポは同学会秋季大会の最終日に開催された。平原和朗会長(京都大大学院教授)が冒頭、「このシンポが地震学会の始まりとなる。忌憚(きたん)ない意見をお願いしたい」とあいさつした。
政府や研究者の地震予知に否定的な立場のロバート・ゲラー東京大大学院教授は「大震災を受け、地震発生の仕組みの研究や国の地震対策などはリセットするべきだ」と述べた。
同教授は「東北でM9級の巨大地震があり得るという研究成果はあったが、国や学会で見逃されていた」と強調。地震予知が重視される現状を批判し、「政府が仮定している地震と、実際に発生するものが一致していない。正確かつ識別可能な地震の前兆は存在せず、現時点での予知はできない」と断じた。
東北大大学院の松沢暢教授は「今回の巨大地震は地震学の大きな敗北。海溝付近の地殻変動や過去の巨大地震、津波のデータが不足している」と指摘。政府の中央防災会議での議論に関わった同大学院の長谷川昭教授からは「巨大地震をまったく想定できず、非常に反省し、責任を感じる。今後は、学会としてもっと多様な意見を共有するべきだ」との提言が出された。
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原子力学会よりはこの地震学会の動きを見習うべきである。

今のうちに謝っておきます。福島の農家の方々、福島県産のお米は今年は買いません。ごめんなさい。
理由1.福島原発が放射能をまき散らして以降、暫定のはずの規制値500Bq/kgという数値がいつのまにか暫定が取れて規制値となっていることへの不信感。
2.毎日食べるお米の汚染レベルが暫定規制値でいいわけがないという自分の見解。
3.汚染がゼロではないのならしっかりとその数値を公表するべき。
4.その結果、お米が売れないとしても東京電力に補償させるべき。
風評被害という言葉で今年は被害者になるかも知れませんが、数年後には加害者になる可能性だってあるんです。その場合には、お金では済まずに命(健康)の代償を消費者は払うことになるのです。 特にこの500Bq/kgという数値は、核戦争時の食糧不足の時の3ヶ月間の数字だと言うではありませんか。
すでに事故から7ヶ月が経過しているのに一向に収まらない原発事故。我が家は全員が50歳以降なので、放射線の影響はほとんどないかも知れませんが、それでも今の規制値は個人的には許せません。せめて毎日食べる米の汚染度はできるだけゼロに近い物にしたいと思います。

なので、福島の農家の方々、福島県産のお米は今年は買いません。ごめんなさい。

m(__)m

子どもを守るためにはどのような社会にしたらいいか。良記事なのでメモしておきます。

子どもを守る社会を ~ 福島の子どもたちを守るための緊急の取り組み ~

想定外の津波による冷却用電源喪失がメルトダウンの原因のような言い方を政府はしてきたが、現場の作業員の方達の発言では、やは地震そのもので配管は壊れ、壁が壊れたというのがわかってきた。

福島メルトダウンの背後にある衝撃的事実

政府はそれを知っていて、国民に真実を伝えていない。もうこの国も終わりだ(-_-メ) こんな状態で当時現場周辺住民にヨウ素剤を配布しなかった政府は、発病した時の治療費をもちろん全額負担するべきだ。そして、直ちに原発を停止し、原発の輸出も止めるという姿勢を海外に示すべきだ。化石賞などをもらって馬鹿にされている国であることを知らないわけでもあるまい。

少し前にfacebookを中心に広まった話です。

東北文教大松田浩平教授[国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限]

【食料生産者の皆さんへ】国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq /Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が 10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

追記 500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。本当にこの国は国民を守ってくれない。(怒)折しも福島県産のお米から暫定規制値のお米が事前検査で見つかりました。その農家の人が新聞に語った話が毎日新聞に載っていましたが、何も悪いことをしていないのにこんな目にあってしまって、東京電力はしっかりと補償してあげるべきです。でも、子どもたちの将来を考えるとできるだけ汚染されていない食料を与えるようにしてあげなければいけません。

こちらに当事者の話が載っている。

現代ビジネス2011.9.14

一国の大臣たるものが言葉狩りで短期間で止めてしまうような状態は早く脱して欲しい。そして、「脱原発」の道を早く歩んで欲しい。

石原伸晃の9.11テロが「歴史の必然だった」や石原慎太郎が震災を「天罰」とのたまった方が万死に値すると思うのは自分だけではあるまい。

いわゆる記者クラブや官僚、内閣等から嫌われているフリーのジャーナリストであるが、彼の報告は決して三流誌の内容ではない。むしろ、国民が普通の目線で感じていることを記者会見などで聞いてくれる。なあなあでやっている閣僚と記者クラブの関係ではなく、ズバズバと聞かれるのでぼろが出てしまうのを恐れて嫌っているのである。上杉隆氏も同じようなタイプの人である。正直、ツイッターをやるまでお二人の名前は知らなかった。今回の鉢呂氏辞任に際しての「放射能をつけてやる」発言でこともあろうに大臣に対して「あんた」発言をした記者クラブの記者に対して、枝野大臣就任会見の時にその記者と名刺交換しようとしたら、その記者は社名も名前も明かさないというだんまりを決め込んだ。その時の様子が田中龍作ジャーナルの9/12の記事に書いてある。ちなみに枝野大臣にも名刺を渡そうとしたら無視されたようだ。彼のような記者を資金面でもっと応援するようにしたい。

田中龍作ジャーナル