Archive for 9月 2011

少し前にfacebookを中心に広まった話です。

東北文教大松田浩平教授[国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染上限]

【食料生産者の皆さんへ】国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq /Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が 10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

追記 500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。本当にこの国は国民を守ってくれない。(怒)折しも福島県産のお米から暫定規制値のお米が事前検査で見つかりました。その農家の人が新聞に語った話が毎日新聞に載っていましたが、何も悪いことをしていないのにこんな目にあってしまって、東京電力はしっかりと補償してあげるべきです。でも、子どもたちの将来を考えるとできるだけ汚染されていない食料を与えるようにしてあげなければいけません。

こちらに当事者の話が載っている。

現代ビジネス2011.9.14

一国の大臣たるものが言葉狩りで短期間で止めてしまうような状態は早く脱して欲しい。そして、「脱原発」の道を早く歩んで欲しい。

石原伸晃の9.11テロが「歴史の必然だった」や石原慎太郎が震災を「天罰」とのたまった方が万死に値すると思うのは自分だけではあるまい。

いわゆる記者クラブや官僚、内閣等から嫌われているフリーのジャーナリストであるが、彼の報告は決して三流誌の内容ではない。むしろ、国民が普通の目線で感じていることを記者会見などで聞いてくれる。なあなあでやっている閣僚と記者クラブの関係ではなく、ズバズバと聞かれるのでぼろが出てしまうのを恐れて嫌っているのである。上杉隆氏も同じようなタイプの人である。正直、ツイッターをやるまでお二人の名前は知らなかった。今回の鉢呂氏辞任に際しての「放射能をつけてやる」発言でこともあろうに大臣に対して「あんた」発言をした記者クラブの記者に対して、枝野大臣就任会見の時にその記者と名刺交換しようとしたら、その記者は社名も名前も明かさないというだんまりを決め込んだ。その時の様子が田中龍作ジャーナルの9/12の記事に書いてある。ちなみに枝野大臣にも名刺を渡そうとしたら無視されたようだ。彼のような記者を資金面でもっと応援するようにしたい。

田中龍作ジャーナル

野田新内閣が誕生して新経産相に就任した鉢呂氏が、原発を視察に行った時に言った「死の街」発言と新聞記者に防護服で「放射能つけちゃうぞ」発言で就任9日目で辞任した。後の方の言葉はほんの軽い気持ちで言ってしまったのだろう。水たまりで転んで汚れた手でまわりの人につけちゃうぞくらいの気持ちだったのだろうか。(笑)前者の方に関しては、福島の人の気持ちを逆なでにするとは全然違うと自分は思う。死の街といえば英語で言うところのゴーストタウン。まさにそのものではないか。これで辞任しなければいけないとは思わない。東京電力の方が最も責任を取るべきである。原発を推進してきた自公政権が攻撃するなんてもう開いた口がふさがらない。バカも休み休み言えというところだ。これも就任早々、新規原発を作らず、今ある原発も停止していくという脱原発発言をしたから、原子力ムラの攻撃にあったと考えるのが妥当だろう。
折しも海外のメディアの日本支社の東京撤退が相次いでいる。この国の記者クラブによるマスメディアの衰退も困ったものだ。今や戦争の時の大本営発表に国民は踊らされていることに気づく時だ。

豚、桃、ブルーベリー…市民団体調査でセシウム検出続出 福島県発表「不検出」の嘘


ここまでいくと公式発表の信頼性が地に落ちたと言えるのではないか? 子どもたちの5年後、10年後が心配だ!

このままでは福島が見殺しにされる – 渥美京子

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/5844987/

なぜ事故を起こして汚染を引き起こした東京電力ではなく、福島県民が除染をしなければならないのか。3月15日の水素爆発以降、知らないままに被爆をしている住民がなぜまた被爆をしながら除染をしなければならないのか。

こんな状態でも満額のボーナスと退職金を出すKYな企業は、足利銀行のように一度国有化して出直すべきである。それが最低限の責任だろう。