Archive for 7月 21st 2011

電力料金は総括原価方式というもので決められている。通常はコスト+利益というのが一般的な構造であるが、コストとは別のものの総資産×0.03というものがコストに上乗せされて合計から電力料金として振り分けられる。つまり、資産が多いほど利益が大きくなるという仕組みだが、この資産に使用済み核燃料も含まれるらしい。再処理技術も確立されていないのに、ゴミを資産として計上しているわけだ。この仕組みがどういうことかというと、国策として必ず電力会社が儲かるような仕組みを作り、コストの高い原子力発電所をたくさん作り、政治家やマスコミには金を渡してこの仕組みを持続させるという悪循環の仕組みに国民は巻き込まれるしかないということだ。
ではどうしたらいいのか。実際には政治家までも巻き込んでいるため、この仕組みが変更される可能性はほぼゼロだろう。 今の世論の盛り上がりをもってしてもこの仕組みを変えるということはかなり難しいだろう。しかし、まずは送配電の分離・総括原価方式の廃止はもっとみんなに知らせるべきだ。