放射能を受け入れるという体制作り

水曜日, 7月 20, 2011
福島原発は工程表のステップワンを終了したと政府が発表した。水温が低温状態で安定しているかららしい。が、本来メルトダウンしているわけだから容器内に核燃料が収まっていないということなのに、ここでもでたらめなことを言って国民を欺く行為が行われているというほかないだろう。炉内の核燃料はすでに地中にどんどん溶け落ちて地下水脈にぶつかって、放射能を海水に垂れ流すという道を歩んでいるというのは間違いない。
残念ながら日本全国、というより世界中どこでももう汚染から免れる術はない。こうなったらどうするべきか。答えは一つ。子供を守るということ。そのためにはどうするべきか。やはり食事による内部被曝をできるだけ少なくするという他はない。子供が内部被曝で放射線を取り込む率は大人の約10倍ということなので、子供に与える食材はできるだけ西日本の食料を与えることが必要になってくるだろう。売る側としても汚染度を表示するなどしてR-50やR-10というような形で、汚染された食材は50歳以上の自分たちが食べるようにして子供には安全な食料を与えるというのが最も現実的だ。
今の政府がしている福島県産の牛肉の流通を止めるという規制は、逆に言えば放射能は県境を判断しているというとんでもない理論になってしまう。そんな馬鹿なことがあるわけないから、今でも出てきているがいずれ栃木県産の肉や野菜なども残念ながら少なからず同じ道をたどるだろう。

今の足利市の場合、放射線量は屋外で0.15~0.20マイクロシーベルト以下と比較的低線量なので、水と食事にだけ気をつけてほしい。 くれぐれも政府が発表する基準値以下だから安全ということはないことを肝に銘じておこう。お金で命は買えないけれど、お金をかければ内部被曝は防げる。