Archive for 7月 2011

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り – 児玉龍彦

国民の怒りを代弁してくれました。国会議員は国民の命をなんだと思っているんだ。 😈

Youtubeが削除されたので、衆議院のインターネット中継の7/27の厚生労働委員会の録画ページで見ることができます。始まってから1時間くらいのところが児玉先生の発言の部分です。

こちら の2011年7月27日 厚生労働委員会 児玉先生は1時間経過くらいからです。

20110725 [1/2]たね蒔きジャーナル 「”内部被ばく”引き続き」矢ケ崎克馬氏
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20110725 [2/2]たね蒔きジャーナル 「”内部被ばく”引き続き」矢ケ崎克馬氏
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琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬氏が大阪のラジオ局MBSのたね蒔きジャーナルで話された内部被曝の恐ろしさに関する録音です。
放射能年間被曝1ミリシーベルトというのは、実質的には80兆個の細胞分断を引き起こす。人間の細胞数はだいたい80兆個なのでほぼ全部の細胞核を分断するということだが、人間は常に新陳代謝をしているので、壊れた細胞が排出されて異常が出ないだけということ。細胞分裂が盛んな子供に対する影響は大人の3~10倍ということなので、子供の内部被曝は避けなければならない。

この人は笑いながらとんでもないことを言う原子力の専門家だ。いわゆる原子力村の住人で、御用学者と呼ばれる部類の人だ。昨夜の朝まで生テレビでの発言で、原発の安全度を事故が起きた時の死者の数で言っていた。チェルノブイリの事故の時は、消防士も含めて80人くらいの人が亡くなったということだが、福島原発の事故で死者は出ていない。だから日本の原発は安全だ。とのたまった。ここまで来るとあきれてものが言えない。一体いくらこの人はもらっているんだろう。少なくても科学者は原発は安全だということはいってほしくない。机の上の理論通りに実物ができていたら、想定内の地震や津波が来ることしか考えてないから理論上は安全だが、今回の地震でその理論値を出すための設定が完全に狂っているということは既成事実だ。だからこそ各地の原発は再度設定値を見直したり、ストレステストをやろうとしたりしているのだ。そのストレステストの内容だって実物の原発でやるわけではないだろう。
原子力が直接電気を発生させるのなら考える余地はあるが、あくまでも化学反応を利用してお湯を沸かしてタービンを回しているだけ。お湯を沸かしてタービンを回すなら可燃物処理場だってできる。しかも二酸化炭素はどっちみち可燃ゴミを燃やしているのだから増えない。再処理の予定もない使用済み核燃料というウンチを作り続ける原発は、近い将来に止める以外にない。
汚染された稲ワラを使って育てられた牛の肉が日本全国に出回っているように、必ずどこかにほころびが出て取り返しのつかないことになるのはわかっているだろう。

なかなか関東では放送してくれない内容を関西の番組で山本太郎さんがレポートしています。

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長崎に原爆が落とされた時、爆心地に近いところで奇跡的に残った病院の医師の方が、玄米と一緒にわかめの味噌汁を食べることで奇跡的に原爆症の発生を抑えることができたそうだ。この話がどのように伝わったのかわからないが、チェルノブイリの事故の時も世界中から味噌が送られたということを耳にした。
時と場所が変わるが、ここ日本でも玄米と味噌を摂取することをお勧めするが、エビオス錠剤というのもビール酵母を使った薬品で放射能を防護する効果があるらしいことがわかってきた。
http://www.m-biotics.com/blog/archives/2184.html


比較的簡単に手に入るので、とりあえずはお勧めである。

電力料金は総括原価方式というもので決められている。通常はコスト+利益というのが一般的な構造であるが、コストとは別のものの総資産×0.03というものがコストに上乗せされて合計から電力料金として振り分けられる。つまり、資産が多いほど利益が大きくなるという仕組みだが、この資産に使用済み核燃料も含まれるらしい。再処理技術も確立されていないのに、ゴミを資産として計上しているわけだ。この仕組みがどういうことかというと、国策として必ず電力会社が儲かるような仕組みを作り、コストの高い原子力発電所をたくさん作り、政治家やマスコミには金を渡してこの仕組みを持続させるという悪循環の仕組みに国民は巻き込まれるしかないということだ。
ではどうしたらいいのか。実際には政治家までも巻き込んでいるため、この仕組みが変更される可能性はほぼゼロだろう。 今の世論の盛り上がりをもってしてもこの仕組みを変えるということはかなり難しいだろう。しかし、まずは送配電の分離・総括原価方式の廃止はもっとみんなに知らせるべきだ。

福島原発は工程表のステップワンを終了したと政府が発表した。水温が低温状態で安定しているかららしい。が、本来メルトダウンしているわけだから容器内に核燃料が収まっていないということなのに、ここでもでたらめなことを言って国民を欺く行為が行われているというほかないだろう。炉内の核燃料はすでに地中にどんどん溶け落ちて地下水脈にぶつかって、放射能を海水に垂れ流すという道を歩んでいるというのは間違いない。
残念ながら日本全国、というより世界中どこでももう汚染から免れる術はない。こうなったらどうするべきか。答えは一つ。子供を守るということ。そのためにはどうするべきか。やはり食事による内部被曝をできるだけ少なくするという他はない。子供が内部被曝で放射線を取り込む率は大人の約10倍ということなので、子供に与える食材はできるだけ西日本の食料を与えることが必要になってくるだろう。売る側としても汚染度を表示するなどしてR-50やR-10というような形で、汚染された食材は50歳以上の自分たちが食べるようにして子供には安全な食料を与えるというのが最も現実的だ。
今の政府がしている福島県産の牛肉の流通を止めるという規制は、逆に言えば放射能は県境を判断しているというとんでもない理論になってしまう。そんな馬鹿なことがあるわけないから、今でも出てきているがいずれ栃木県産の肉や野菜なども残念ながら少なからず同じ道をたどるだろう。

今の足利市の場合、放射線量は屋外で0.15~0.20マイクロシーベルト以下と比較的低線量なので、水と食事にだけ気をつけてほしい。 くれぐれも政府が発表する基準値以下だから安全ということはないことを肝に銘じておこう。お金で命は買えないけれど、お金をかければ内部被曝は防げる。

この人は国民の命より経済の方が大事らしい。「原発事故の反省がないと思われるならそう思ってかなわない」とのたまわったそうだ。
福島原発から遠く離れた町から出荷された牛から高濃度の放射性セシウムが検出された。原発から80キロも離れていて、エサは稲ワラを白河市周辺のJAから購入したとのことだが、稲ワラが屋外に保存されていたため、とんでもなく高濃度に汚染されていた。これでもう福島県内の牛肉も野菜も流通は厳しいだろう。
原発事故は地域の産業を破壊した。これからしばらくの間米も作れず、牛も育てられず、牛乳も売れず、農業はもう復興は厳しいだろう。それでも原発が必要というような議員は即刻辞めてもらいたい。与謝野馨という人は、与謝野鉄幹・晶子のたしか孫だったような気がする。先祖も草葉の陰で泣いているだろう。こんな人を議員に選ぶ地元にも責任があるということも忘れたくない。

玄海原発の再開に関するテレビ番組で募集したメールのうち、賛成票の半分近くがこのやらせメールだったという。が、自分の認識ではそんなことは今までごく普通に行われてきたことだと思う。この番組は政府主導で広告会社に依頼して作られたことがツイッターなどでわかっていたと思う。一般者の人選さえ疑いをはさむ余地はいくらだってある。
ますます失われる電力会社の信用であるが、電力会社自体が大のお得意様である一般企業や議員の方達の追及の手は緩い。経産省の古賀氏も退職勧奨を受けているが、一般人の自分から見るとその構図が納得できる。ただ、その古賀氏がテレビに出て訴えることができるようになることで,その辺の裏話が公にされることはいいことだ。民主党政権が天下り禁止を言い出したのに、手の平を返したように次々とそのマニフェストが無力化されていくところに官僚の実態が垣間見える。
やはり「所詮は金」と思える状態がまだ続くのだろう。政治家はもっと田中正造氏の信念を 見習って欲しい。

7月13日午後6時からの菅首相の会見で、脱原発依存の方針が発表された。今回の事故で原子力というものは、いざ何かあった時に反応をコントロールできないというようなニュアンスだったと思う。閣内からも相手にされず、いつ止めてもおかしくない総理の発言とはいえ、一国の首相が発表したことに意味があると思いたい。ただ、せめて閣内の合意ぐらいは取っておいて欲しいと思う。ただ、新聞記者のツッコミも鋭かったのが印象に残った。スカン、スカン、湖池屋スカーン、総スカーンとでもいう感じだった。