6月21日に川口市が放射線量の管理基準を0.31マイクロシーベルト/h以下にすると報道があった。政府や文部科学省の容認基準が年間20ミリシーベルト以内というとてもじゃないが容認できない数字を提示してきたため、国の発表が信頼されなくなり各地に反対運動が起こり、実質その基準は取り下げられた形だ。その年間20ミリシーベルト以内を1時間あたりに換算した数値が3.8マイクロシーベルト以下というものだ。この数字を公共機関が平然と発表して国が発表した基準だから安心だと言われても、到底信頼できるものではない。
ではいくらなら安心かという数値を設定する必要が出てくるが、本来ならば放射線は自然に生活していて浴びる放射線量の1ミリシーベルト以内が望ましい。しかしながらそうもいかないので、許容値というものを考える場合、最悪でも川口市の0.31マイクロシーベルト/h以下にすべきだろうし、そうしてほしいし、今後各地で同じような傾向になっていくと思う。
現在、足利市全体でほぼ0.20マイクロシーベルト/hという数値が検出されている。この数値が今後どのように変化するか。とにかく増えないことを祈るばかりである。